世界最古の木造建築物の宝庫!
「わたしは、奈良派。」のキャッチコピーで、いま再び注目されている古都・奈良。
法隆寺・奈良の大仏など世界的に有名な名所が点在しています。
飛鳥時代の姿を現在に伝える法隆寺、国宝に登録されている貴重な文化財がたくさん残っています。
今回は教科書でもおなじみの法隆寺の見所をご紹介します。
五重塔には不思議な工夫が?!
仏教寺院において1番重要な建物、それはお釈迦様の遺骨を安置している塔です。
寺院のシンボルとして、そして遠くの信者が拝めるように高く高く五重塔になったと言われています。
上へ向かうにつれ屋根が小さくなっている四角錐の構造になっていて、地震に強い造りになっています。
その工法は現代のスカイツリーにも活かされているそうです。
1番上の屋根には「相輪」と呼ばれる装飾があります。肉眼では難しいかも知れませんが、よ~く見ると法隆寺の相輪には数本の鎌が引っかかっています。
これは古書によれば落雷よけのお呪いなんだそうです。
世界最古の木造建築「金堂」
法隆寺のご本尊を安置している聖なる殿堂が金堂。
中には飛鳥時代の釈迦三尊像や有名な壁画が描かれていて、厳かな雰囲気です。
ロマンティックな名前「夢殿」
聖徳太子ゆかりのお寺として有名な法隆寺ですが、その聖徳太子の供養に為に建てられた殿堂です。
八角形の屋根が特徴的で、ドイツの有名建築家ブルーノ・タウト氏は「建築の真珠」とその美しさを例えました。
参拝前に手を清める手水舎は丸いフォルムの鳳凰。
「ポケモンみたいで可愛い♡」と思ってしまうのは筆者だけでしょうか(笑)
龍が多く使われますが、鳳凰はレアなんだそうです◎
回廊まで国宝!
法隆寺は五重塔と金堂を囲むように回廊があります。
たくさんの太い柱が並んでいる風景も趣がありますね♪
よく見ると柱は同じ太さではなく、真ん中より少し下の部分が太くなっています。これはギリシャのパルテノン神殿も同じで、巨大建築の柱に用いられる建築方法だそうです。
他にも貴重な文化財がたくさんありますので、ぜひ法隆寺をゆっくり散策してみて下さい◎
そして筆者の密かな?楽しみもご紹介♡
実は飛鳥時代、奈良時代の建物には可愛らしいモチーフが使用されています。
屋根の間にある懸魚(けぎょ)にはハートマークが♡
これは猪目(いのめ)という昔から使う形なんです♪
そして法隆寺の屋根には鬼瓦の他に桃が使われていたりと、お時間があれば是非、探してみて下さい◎
古都の魅力
関西で観光というと京都が有名ですが、古都・奈良にはこのような世界最古の木造建築物など魅力的な観光エリアがたくさんあります。
たまには奈良観光で古の都に触れて感じてみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見があるはず◎
法隆寺の情報
公式ホームページ
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所在地
住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
参拝時間:AM8:00~PM5:00 2/22~11/3
AM8:00~PM4:30 11/4~2/21
拝観料:一般 ¥1,500 小学生 ¥750 (30名以上で団体料金あり)